2012年5月12日土曜日

一芳亭

池波正太郎が述べた評価が
的確に一芳亭を表現している。

「荒けずりなようでいてデリケートな味。
家庭の惣菜のように見えて
専門家のみにゆるされた品格が到底、
まねのできるものではないことを感じさせる。」
(講談社文庫、池波正太郎 著「新しいもの古いもの」)

しゅうまい:5個入  310円

この一芳亭は創業1933年の大阪を代表するお店。
中の具(豚ミンチ)のこね具合、皮(薄い卵焼き)に対するこだわり、を見ると他のシュウマイからは一つ頭が抜けた存在。全体のバランスが非常に良い!!
そこからは、歴史の重ささえ感じる。

ランチにおいては、豚天ぷら
酢豚など、セットメニューがあり、
例外なくシュウマイがセットになっているため、
リーズナブルに食べれる事ができる。

基本は、夜のサラリーマン相手のお店である為に、
夜はシュウマイ、豚の天ぷらを
かじりながらダラダラとビールを飲む、
という具合。

我が家は、ここのシューマイを贈答用としており
東京の人には非常に喜ばれる。
また、冷凍保存ができるので、家用にいくつかストックしておき、
夜遅く帰った時には、電子レンジで加熱解凍が素早くできるので
非常に便利である。
大阪市内には難波の本店をはじめ、堺筋本町、福島にもお店があるようです。


一芳亭本店
大阪府大阪市浪速区難波中2-6-22
06-6641-8381
11:30~20:00(閉店20:30)
定休日:日曜、祝日(GW休、盆時期休、年末年始休)


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2012年5月9日水曜日

西洋茶館

ロイヤルミルクティと名物ミルクティープリン
たまに行きたくなるお店。
大阪には、突然変異のように
素晴らしいお店が
密集しているエリアがあるの
だが、天満(天神橋筋商店街)もその一つ。
日本一長い商店街である
天神橋筋商店街は正直、
きれいな町ではない。
暴走する自転車、ヒョウ柄のジャージを着たオバハン、段ボールを集める人、等
いろいろな人が行き交っている。

そんなエリアに
全く似合わない
テールームがここ西洋茶館。

紅茶を楽しむ英国式の喫茶店で、数多くの
紅茶セレクションがあるが、ボクのイチオシはこのロイヤルミルクティ。
濃厚な紅茶の味は、家で作ることのできないプロの味。
しかし、それよりももっと濃厚なのが、画像奥にあるミルクティプリン。
恐ろしく濃厚でありながら、甘さを押さえて、美味しい。
しかも、プリンの上にはベリーの酸っぱいジャムがふんだんにかかっているので
甘さと酸っぱさのハーモニーで幸せな気分にさせてくれる。

さらに果物を使ったケーキ類も充実しており
見逃せない、是非お店のHPをチェックしてみてください。

そんな幸せな気分で、外にでると、暴走する自転車&段ボートを集める人・・・

んんん、奥がどこまでも深い、天神橋筋商店街。

西洋茶館
大阪府大阪市北区天神橋4-6-14  
06-6357-9780
9:00~22:00(閉店) 
※閉店時間になると、
強烈なプレッシャーで店を追い出されます。

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2012年5月7日月曜日

麒麟(KIRIN)

驚異の逸品「香港やきそば」
地元、神戸東灘区にある、
知る人ぞ知る中華の名店。
阪神深江から徒歩5分北上するのですが、
非常に分かりづらい場所にある為、
お店で一見さんは見かける事はない。
また店は喫茶店かスナックにしか見えないので、店の外装で美味しいと思う人はほぼいない。

しかし、その店の風貌を裏切ってしまう素晴らしい料理の数々。
一度食べた人は、一発でこのお店の虜に。
まず、ボクが一番好きなメニューが
画像にある「香港やきそば」。
ややドライな麺に、うまく豚肉とネギ、もやしのうまみが
重なり合い、独特の味を形成している。
炒め焼そばの最高峰に位置する逸品です。

ランチ営業では、麺orチャーハンを注文するのみですが、お手軽にこの名品を食べれる気軽さがあるのでおすすめ。
平日のディナーも予約はいっぱいなのですが、ラフに行っても良いでしょう。

ただし、土日ディナーは知っていないと行けない「麒麟ルール」があります。
まず、予約ですが、17時30分の部/19時30分の部 と二部構成。
お店には時間厳守で到着しなければなりません。
また、オーダーを一気に取ってしまうので、後からの追加注文は難しいという事。
これは、土日のフル満員状態でのお店の知恵ですが、
このルールを受け入れられないのであれば、行かない方がいいでしょう。
ボクを含めて、この麒麟を愛する人々は、予約/オーダーの方法に従い
麒麟の経営を助ける、サポーターの意識は強いのです。
量は少ないが美味い「水餃子」

それ以外を守れば、以外とフランクで気さくなお店。
のんびりと待ちながら、最高の料理を堪能できます。

個人的なおすすめは、
●水餃子 ●春巻き ●ピータン 
●鳥の唐揚げ油淋鶏ソース ●茄子の辛み炒め
●渡り蟹と春雨の土鍋煮込み

●香港やきそば ●チャーハン ●チャーシュー煮込みそば

本当は、白いボードにはあこう鯛の煮物、
ホタテ貝柱、鯛のお造り麒麟風(中華風カルパッチョ)
などの豪華食材が並ぶのですが、
ボクはベーシックメニューが好きです。

渡り蟹と春雨土鍋煮込み
できれば家族、仲間と6人位で訪問するのが、
いいかと思います。2人でも楽しめますが
どれを頼むか、非常に悩むのではないでしょうか?

なお、このお店は不定期に休む事が多いので
ランチを含めて必ず、電話にて確認してください。
場所が場所だけに、わざわざ行って休みだった場合
かなり凹みます。。。

Kirin 麒麟 広東料理
兵庫県神戸市東灘区本庄町3-6-12
JR甲南山手駅・阪神電車深江駅より徒歩10分弱
赤鳥居前交差点近く
078-412-1812
月~金 12:00~13:30 18:00~21:00
土日祝 17:30~21:00(LO20:30)
定休日   水曜・火曜不定休
駐車場   無し 近くにコインパーキング有り

2012年5月3日木曜日

うどん亭 瀬戸香

エビ天ぶっかけ+ちく天トッピング
大阪市阿倍野区に住み始めて、はや一年。
東京の駒沢という一級の住宅地から
大阪へ引っ越すにあたって、相当悩んのだが
そんな時に、阿倍野在住歴15年程の
T山氏に相談して、下見に来る事にした。
その時に、ランチで連れてきてもらったのが昭和町にあるこのお店。
その時はカレーうどんを食べたのですが、
正直そんなにインパクトはなかったのです。

実際に住み始め、休日のランチに手軽なチョイスとしてうどんをこのお店に来るようになって正直ハマってます。
特に、冷たいうどんは絶品。
なんといってもこの麺の硬さが最高によい。
讃岐うどんのお店で、“コシ”を過剰に意識するがあまり、麺が硬過ぎなのが良いというのは
ハッキリいって間違いだと思う。
“ほどよいコシ”があり、なおかつ麺じしんがスムーズに喉を通過するのが
エエおうどんなんとちゃうかな。。。
出し、天ぷらの揚げ方、等最高です。
ここの“ごぼう天ぷら”は、すでに芸術の領域。
エビ天か、ごぼう天ぷらにするかは、土曜の昼の悩みの一つ。

ただ一つ、お店にこもる油のニオイがキツく感じる人もいるかもしれません。。。

ご近所の方は是非お試しを!!
食べログリンク

うどん亭 瀬戸香
TEL:06-6628-1184 
住所:大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-28-7 
営業時間:11:30~14:00(L.O)
           17:30~20:30(L.O.20:00)

月曜定休